ウイニングノアオー（2000年生、母マジックアイ）

ウイニングノアオー（2000年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋馬主の家族の名＋王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時10歳）と交配したマジックアイが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉元四男。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のグリーンカップ。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノビューティから9馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイエスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月21日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、サマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた7戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2004年）

3月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、市川特別（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月1日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた10戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた11戦目は、千種川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月19日、中0週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5歳（2005年）

2月7日、中6週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた13戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームエクスに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

5月29日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、ホトトギス特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。