ベーリンジア（2006年生、母ケープリズバーン）

ベーリンジア（2006年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「現在のベーリング海峡に氷河期の頃に存在した地峡」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したケープリズバーンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の日高町家畜自衛防疫組合特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月30日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったベイルリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

6月17日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、JA門別馬舞米特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた6戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカリキュレイターに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた9戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた10戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、佐賀すかってすっスプリント（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。