ダイタクビーナス（1987年生、母ダイタクレアリー）

Daitaku Venus

1987.04.06

ダイタクビーナス（1987年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイタクチカラ（当時13歳）と交配したダイタクレアリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田 寛治。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、西橋昇騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3歳（1990年）

2月18日、中8週で迎えた3戦目は、五十嵐忠男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐忠男騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐忠男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西橋昇騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のドラマチックラブを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。