ロングスペシャル（2008年生、母エンチャンティング）

ロングスペシャル（2008年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「長い＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時13歳）と交配したエンチャンティングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2011年）

7月9日、約12か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に敗れた。

9月4日、中7週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の八塚頑張れ美保子にアタック記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C31（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったショウナンカルマンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニットウカスミに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスウッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月9日、連闘で迎えた11戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったシエーナスプレーマに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月15日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。