パシュート（2009年生、母ジェニファーズルビー）

パシュート（2009年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「追い越せ」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時15歳）と交配したジェニファーズルビーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳B2。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月6日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3歳（2012年）

3月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のタカヒロ・セイコご結婚記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のカズノメジャーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のいしかわ動物園ナイト・ズー杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（2013年）

1月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、桜ヶ丘一九会5周年記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、谷夢紬くん1歳誕生日記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。