サオトメ（2011年生、母アイビスティアラ）

サオトメ（2011年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「早乙女」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したアイビスティアラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河日成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、一村哲也によって1,260万円で落札された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

3歳（2014年）

5月24日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったクラウンアイリスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月7日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、リボンハスカップソーダ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンクレマを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、北海道新聞日高販売所会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデルマボサツに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2015年）

1月4日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のピクニックソングを半馬身振り切って勝利をモノにする

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。