レイズアトウショウ（1993年生、母カメオネイテイブ）

レイズアトウショウ（1993年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時13歳）と交配したカメオネイテイブが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3歳（1996年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着を確保した。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したガールスカウトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、デビューグラスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、3歳戦の瀬波特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（12戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月21日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（13戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のイェンマルクをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（14戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

4歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（15戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。