トニーズメモリイ（2000年生、母ピーチブルーム）

トニーズメモリイ（2000年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「トニービンの思い出」。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したピーチブルームが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月20日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月10日、中6週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月11日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェルソミーナに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（9戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

4歳（2004年）

2月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（10戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月23日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

8月1日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。