スカイキューティー（2010年生、母スギノキューティー）

スカイキューティー（2010年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大空＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したスギノキューティーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年のサンライズステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月17日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したエスターブレに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダノンルージュに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

10月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月15日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

7月12日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2015年）

1月25日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウエスタンユーノーをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

9月6日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のシルヴァーコードをハナ差振り切って雨中の大混戦を制した。

6歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のクリスマスをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

3月5日、中7週で迎えた25戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた26戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた28戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。