セリノビクトリー（1993年生、母ブルービクトリー）

セリノビクトリー（1993年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時13歳）と交配したブルービクトリーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

6月1日、デビュー戦は蛯名利弘騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず18着に敗れた。

7月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったスプリングマーチに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

9月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名利弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名利弘騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワマルタンをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。