テンザンオウショウ（2002年生、母アークロイヤル）

テンザンオウショウ（2002年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王将」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したアークロイヤルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方15戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

2歳のとき、千代田牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、平野三郎によって2,205万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったケイアイフウジンに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（2005年）

3月12日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入った。

5月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた12戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（2006年）

1月2日、中0週で迎えた17戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアタゴファイターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月26日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。