スターターン（2021年生、母オージーアイドル）

スターターン（2021年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「興行の主役。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレーターロンドン（当時9歳）と交配したオージーアイドルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年のカトレアステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月15日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフラムリンガムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2024年）

4月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したジョーローリットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったテイエムリステットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中7週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノキングマンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月25日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のライジンに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカネノハナコサンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの大山崎ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエコロガイアに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。