センツブラッド（2022年生、母サマーセント）

センツブラッド（2022年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝機を見いだす」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時15歳）と交配したサマーセントが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2025年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)で2着に入った他、2025年の白百合ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップオンザヒルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月21日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したサンライズグラシアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月13日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリアライズオーラムをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2025年）

1月19日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のダノンミッションをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

6月1日、中8週で迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたライトトラック決め手に屈してアタマ差の2着となった。

6月29日、中3週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたエキサイトバイオ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月25日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。