ジリオンスター（2002年生、母グレートキャティ）

ジリオンスター（2002年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「莫大な数の星」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したグレートキャティが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C4一。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月6日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

3月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月7日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

4歳（2006年）

5月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラヴェナードに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイワブレードを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナリタリーヴスに3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月20日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。