フラッテローザ（2007年生、母ファーザ）

フラッテローザ（2007年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イタリアのコムーネ名」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したファーザが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって5,250万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月30日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったブルーソックスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月13日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5月8日、中7週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルゴウヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月10日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。