セイランクイーン（1999年生、母ケイシュウミリオン）

セイランクイーン（1999年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時12歳）と交配したケイシュウミリオンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は2002年の相馬特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

7月6日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイタクルアーズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のステルスエミオをクビ差振り切って優勝

4歳（2003年）

5月4日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヘヴンリーロマンスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5歳（2004年）

6月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月31日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月7日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。