セントトラックオー（1990年生、母セントイチジョウ）

セントトラックオー（1990年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のケラチ（当時10歳）と交配したセントイチジョウが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の安房特別(900万下)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月27日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた2戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリセイカンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

10月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアレスゴッドに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったキャニオンストームを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月2日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシーザースネイチャに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月16日、中1週で迎えた15戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた16戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の秋興特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5歳（1995年）

5月28日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたノヴァホーク決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月8日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。