パシフィックハイ（2021年生、母デロングスター）

Pacific High

2021.02.20

パシフィックハイ（2021年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太平洋高気圧」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時9歳）と交配したデロングスターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、谷掛龍夫によって5,170万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

2月25日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクソンジェンヌに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンアルリフラに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中5週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。