キルシェンロート（2017年生、母ルタンデスリーズ）

キルシェンロート（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「さくらんぼが赤く熟れる頃（独）。母系の継承を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したルタンデスリーズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,300万円（6.5万×200口）で一口馬主が募集された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月7日、中9週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、グッドステージに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4歳（2021年）

5月21日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から56kg増やして迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、アマリリス賞（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホウオウシーダーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、園田サマースプリント（園田ダート820m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。