ナサニエル（2006年生、母アドマイヤサンデー）

ナサニエル（2006年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神の賜物（ヘブライ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したアドマイヤサンデーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方6戦3勝2着1回。2008年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2009年の伏竜ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月31日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のパスカルに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのアグネスタキオンプレミアム1（ターフチャレンジ2）（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリロに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアグネスタキオン・プレミアム3（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモエレアイドルに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月17日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったスーニに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたスーニ決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2010年）

11月13日、約18か月半の休み明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

5歳（2011年）

6月4日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。