オウサムミニスター（2017年生、母ナムラエンジェル）

オウサムミニスター（2017年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素晴らしい＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したナムラエンジェルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2020年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイオウゼンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルートフルに9馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリグリグリタロウに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトワードポラリスに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンストッパブルに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

1月26日、中4週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、みずがめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。