ハヤイモノガチ（2021年生、母トウカイレジーナ）

ハヤイモノガチ（2021年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーニン（当時9歳）と交配したトウカイレジーナが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はびらとり牧場。2024年の笠松若駒杯に勝利した他、2024年の笠松プリンシパルカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、びらとり牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、セイクリットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岐阜県馬主会辻祐二によって550万円で落札された。

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2023年）

9月1日、デビュー戦は東川慎騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニールセンに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の笠松デビュー馬（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピノガールに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のローズ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のオリオン座流星群特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトンビに7馬身の差をつけて優勝

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の星月夜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川慎騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のマックル特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で東川慎騎手（5戦2勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリスタライズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのチャレンジ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川慎騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた8戦目は、2歳オープンのライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川慎騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの笠松若駒杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアコーを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

デビュー前

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2月21日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦の淡雪特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイマロンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのジュニアグローリー（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したナオミチャンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの笠松プリンシパルカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキャッシュブリッツに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、桜餅賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコパノモナルカに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンの新緑賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、第二回よろしく頼む杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原幹生騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた17戦目は、☆平野さん☆生誕おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤原幹生騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤原幹生騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤原幹生騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、ターフ・ヒーローズ掲載記念（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で藤原幹生騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルホイッスルに4馬身の差をつけて優勝

9月26日、中3週で迎えた21戦目は、3歳オープンの笠松オーナーズカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤原幹生騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、富有柿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、祝50歳☆守史誕生日おめでとう（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のビルジキールを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月27日、中2週で迎えた25戦目は、下呂温泉特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は東川慎騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた26戦目は、大雪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェールデレーヴに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2025年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、灰雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた29戦目は、ダイヤモンドダスト特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた30戦目は、冬のダイヤモンド特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミノコクシュタルクを3/4馬身振り切って7勝目をマークした。

4月4日、中5週で迎えた31戦目は、桜並木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（10戦3勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた32戦目は、つつじ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（13戦2勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた33戦目は、ハナミズキ特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（14戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月15日、中1週で迎えた34戦目は、岐阜城特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（11戦3勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた35戦目は、水無月特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（12戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた36戦目は、木曽川特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月14日、中8週で迎えた37戦目は、岐阜美少女図鑑しろゆり賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた38戦目は、コスモス特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（15戦2勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた40戦目は、B級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた41戦目は、日刊スポーツ極ウマくん賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた42戦目は、初冬特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた43戦目は、雪待月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた44戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、B級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルケンジを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。