ユウタービスケット（2004年生、母ダイヤターン）

ユウタービスケット（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋映画名より」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時11歳）と交配したダイヤターンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害14戦2勝、地方1戦0勝。2008年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月2日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南田雅昭騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3歳（2007年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で南田雅昭騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で南田雅昭騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で南田雅昭騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で南田雅昭騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で南田雅昭騎手（10戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた13戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2008年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた16戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は水出大介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月7日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のツルガオカハヤテをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックレディに半馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

9月20日、中3週で迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた24戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた25戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。