リーサムクラウン（2005年生、母エビスファミリー）

リーサムクラウン（2005年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したエビスファミリーが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、亀井勝豊から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、平田修によって4,252.5万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したアイティトップを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したドリームラプチャーにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクイーグルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメジロオマリーに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4月12日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。