タニサンクイン（1989年生、母トントンリュウエン）

タニサンクイン（1989年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリーフアーマツドネス（当時9歳）と交配したトントンリュウエンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上田精三。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月9日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下の4歳抽せん馬特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったテルノハクバにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したメイショウライジンに3/4馬身届かず2着となった。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイスンボサツに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4歳（1993年）

6月21日、約8か月の休み明けで迎えた12戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は見附正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1994年）

1月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。