マルシゲロッチ（2005年生、母ウォーカーヒル）

マルシゲロッチ（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビークァイエット（当時13歳）と交配したウォーカーヒルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は田上勝雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝2着1回。2008年の門松賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上勝雄から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、坂東島繁藤によって157.5万円で落札された。

幣旗吉昭厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2007年）

6月13日、デビュー戦は吉留孝司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のストロングホース（荒尾ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサツマシンプーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月17日、中4週で迎えた2戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンキラリに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月25日、中5週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月21日、中7週で迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3歳（2008年）

1月1日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、3歳地方重賞の門松賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームインボスから2馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月20日、約13か月の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた7戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、中9週で迎えた8戦目は、一般C11（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。