ヤタノルーキー（1999年生、母ルーキーナ）

ヤタノルーキー（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のヘイセイヤマト（当時11歳）と交配したルーキーナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は三宅正弘。戦績は、地方34戦5勝2着6回。2001年のさざんか特別(アラ系2歳)で2着に入った他、2001年のオーロラ特別(アラ系2歳)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三宅和男から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」と「北海道10月市場アングロアラブ2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

中村光春厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

4月25日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエフラレスから1馬身半差の2着となった。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロメルシーからクビ差の2着に甘んじた。

5月16日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた4戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンの池田ビーフ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月3日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系2歳（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルクインに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンの月光特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村裕司騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのさるふつハマナス特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村裕司騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた10戦目は、細川直人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのふらのニンジン特別（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンの銀河特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた12戦目は、2歳オープンのオーロラ特別（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミールテイオーから6馬身差の2着となった。

10月16日、中4週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの観楓特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、2歳オープンのさざんか特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルクインから1馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、2歳オープンの冬木立特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月22日、中5週で迎えた16戦目は、鶴田知久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンキューレディーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月29日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳戦の浮立特設（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、3歳オープンの九州アラブダービー（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、立冬特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のロトアピールをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、マナヅル特別（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた22戦目は、くすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーエイホームランを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、くすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた24戦目は、くすのき賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月2日、中2週で迎えた25戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた26戦目は、メジロ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナイススターローンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中2週で迎えた27戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた28戦目は、ヒバリ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた29戦目は、ホトトギス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハイグレードボムを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

6月1日、中2週で迎えた30戦目は、有明海特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた31戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（13戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた32戦目は、アラ系3歳以上A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（14戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた33戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（15戦3勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホシノトップスターに6馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、嘉瀬川特別（佐賀ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（16戦4勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。