ゲイルスパーキー（2004年生、母フェイムオブラス）

ゲイルスパーキー（2004年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋活発な」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したフェイムオブラスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地35戦6勝2着2回。2008年のキャピタルステークス(オープン)で2着に入った他、2009年の谷川岳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月27日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

2月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミカノレディーを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

6月2日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンイマジゲンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月9日、連闘で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月7日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリキサンファイターをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月15日、中7週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月8日、中8週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップオブツヨシを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

4月19日、中5週で迎えた11戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（6戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のモルトグランデに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

11月16日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（9戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったタマモサポートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2009年）

1月31日、中5週で迎えた18戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月14日、中5週で迎えた19戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したホッカイカンティを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

11月15日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

6歳（2010年）

2月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのバレンタインステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイシングロウをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

4月4日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた28戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（12戦2勝）。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた29戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの函館競馬場グランドオープン記念（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた30戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた31戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（13戦2勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた33戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（14戦2勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7歳（2011年）

1月15日、中6週で迎えた34戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（15戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

1月29日、中1週で迎えた35戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（16戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。