クワスタッキー（2020年生、母アイハヴアジョイ）

クワスタッキー（2020年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時13歳）と交配したアイハヴアジョイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2023年のマックル賞(一般C23)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、桑波田耕円によって528万円で落札された。

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2023年）

7月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のナティビット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート800m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のペプチドカンナを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた8戦目は、山眠る特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、秋穂さん☆裕也さん結婚祝記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた10戦目は、令和6年能登半島地震被災地支援レース（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったピースラヴィングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、博之☆京子銀婚式記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったドヴォルザークに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のルーフォンを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。

7月5日、中3週で迎えた17戦目は、蝉しぐれ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオニユリに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、カドマエ記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、塩津璃菜騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド笠松第1戦（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、祝!一夫君・まゆさん御結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。