ノルドヴェスト（2020年生、母マエストラーレ）

ノルドヴェスト（2020年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北西(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したマエストラーレが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C28。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2023年）

11月28日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンオブグリットに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリプレゼントに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2024年）

2月17日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月18日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月16日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったミラーオブマインドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2025年）

2月9日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったイデアイゴッソウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた12戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヘレンキムゼーに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月12日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2023年2月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。