スプリングスピカ（2005年生、母ヤクモワイルド）

スプリングスピカ（2005年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋おとめ座のα星」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時13歳）と交配したヤクモワイルドが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は堀弘康。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

8月16日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月16日、中8週で馬体重を前走から30kg戻して迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリバーチャームに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リバーチャームに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中3週で迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、第15弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、アグネスカラフルに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、笠松が誇る誘導馬パク&ペ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズランクリークに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2009年）

1月8日、中0週で迎えた7戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のタモラーを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、橘特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイチオシニオシを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4月19日、中5週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた12戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。