クルル（2019年生、母メイビーズエイム）

クルル（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様(ポーランド語)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のミュゼスルタン（当時7歳）と交配したメイビーズエイムが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は有限会社三石軽種馬共同育成センター。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったミエノナイスガイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山琉人騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で横山琉人騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のロルバーンスカイを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山琉人騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた9戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、メンアットワークに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

10月23日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4歳（2023年）

4月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5歳（2024年）

7月14日、約15か月の休み明けで迎えた15戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。