ヴィフォルテ（2002年生、母ロマンスプレゼント）

ヴィフォルテ（2002年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「何とも強い（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したロマンスプレゼントが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は2005年のセレブレイション賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月12日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のフラワーレインボーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペイルローズを半馬身振り切って2勝目を収める

9月17日、中7週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲイリーリボルバーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2006年）

1月15日、中6週で迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

5歳（2007年）

6月9日、約14か月半の休養明けで迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。