カリスマタイクーン（2020年生、母プラスドピラミッド）

カリスマタイクーン（2020年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神から授かった特別な才能を持つ大物、実力者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時10歳）と交配したプラスドピラミッドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西村憲人によって825万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月30日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月13日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

3歳（2023年）

2月16日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラックディーバを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月16日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコロネットに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストフェローズに6馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックディーバに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月18日、中4週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコパノシャンソンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた16戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本雄大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本雄大騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、モイルに半馬身交わされて2着となった。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、みっちゃんガンバ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた19戦目は、やまぐち和牛燦特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた20戦目は、C3-11（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた21戦目は、高知県山茶花特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた23戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラテントパワーズに2馬身の差をつけて制した。

2月11日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、雨水特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（8戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したイールテソーロにクビ差届かず2着となった。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、青森はうまいぞ杯特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村直輝騎手（11戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた32戦目は、婚姻届持ってきて特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で木村直輝騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で木村直輝騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木村直輝騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。