キュールエアリス（2010年生、母クリックヒア）

キュールエアリス（2010年1月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「心（仏）＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時11歳）と交配したクリックヒアが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月15日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月8日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったベルラインに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月4日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、セトノフラッパーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3歳（2013年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月23日、中9週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のタケノマンボを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタケノマンボをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。

1月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた18戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオオエライヴを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコルタナに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

11月1日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5歳（2015年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5月24日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

8月1日、中9週で迎えた28戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた29戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。