シゲルカニザ（2010年生、母ハニーウィラブユー）

シゲルカニザ（2010年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋かに座」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時11歳）と交配したハニーウィラブユーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害5戦0勝、地方11戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって273万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペプチドマンボウに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲンキデイコウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月23日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2014年）

2月5日、中5週で迎えた15戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた17戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた18戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた20戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた23戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、菊月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルタイクーンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテッドに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、テッドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月15日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったテッドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中4週で迎えた27戦目は、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のナイルエクスプレスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた28戦目は、銀嶺賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセンヒメに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。