ラピッドファイヤー（2003年生、母ノースケープ）

ラピッドファイヤー（2003年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ものすごく速い」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時18歳）と交配したノースケープが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上D5四。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月17日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

3歳（2006年）

2月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた10戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた11戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D5四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスウイナーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月10日、中0週で迎えた18戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモセグレトにクビ差交わされて2着となった。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた21戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月8日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた24戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。