リルバニヤン（2010年生、母プリティプリンセス）

リルバニヤン（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時7歳）と交配したプリティプリンセスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、松浦牧場によって1,312.5万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月9日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4月20日、中9週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月15日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のザマドラゴンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のラプタークルーズを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2014年）

5月3日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月2日、中9週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月28日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

11月15日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月10日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中9週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6歳（2016年）

5月1日、約9か月半の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月28日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。