トーセンアウローラ（2020年生、母トーセンシャイニー）

トーセンアウローラ（2020年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+夜明け(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のマクマホン（当時6歳）と交配したトーセンシャイニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月2日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったセブンマジシャンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウオウスーペリアにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポルトドールに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月19日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月24日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4歳（2024年）

2月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた10戦目は、坂口智康騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。