コラソンビート（2021年生、母ルシェルドール）

コラソンビート（2021年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心(西)+鼓動。心の音」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したルシェルドールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2023年の京王杯2歳ステークス(G2)に勝利した他、2023年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月4日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のグラビティブラストに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアトロルーベンスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月4日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロジリオンをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月10日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2024年）

3月10日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したエトヴプレに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。