ミエノスペシャル（2008年生、母アイリーンズハート）

ミエノスペシャル（2008年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋特別な」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時13歳）と交配したアイリーンズハートが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、里見美惠子によって1,312.5万円で落札された。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中5週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウキルターを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、セイカコンモートにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサワノパトラを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のマイアイホルスに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2012年）

4月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

11月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、千種川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5歳（2013年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。