キングウィズダム（1996年生、母ラッキーオカメ）

キングウィズダム（1996年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したラッキーオカメが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の一般C3。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,835万円（28.35万×100口）で一口馬主が募集された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月7日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ファイトコマンダーにクビ差交わされて2着となった。

11月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2000年）

2月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

5月21日、中9週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、星置川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月25日、中0週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5歳（2001年）

11月24日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた16戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月1日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた17戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山侯彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2002年）

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山侯彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1330m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサパースチャーリーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月10日、連闘で迎えた21戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のツクバシュンポウをクビ差制して勝利を手中に収めた。

3月23日、中3週で迎えた23戦目は、すみれ特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた24戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高崎ダート1330m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。