マルシゲトニービン（2000年生、母タシロプリティ）

マルシゲトニービン（2000年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父父名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時10歳）と交配したタシロプリティが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は坂東島繁藤。戦績は、中央平地4戦2勝、地方17戦0勝。2002年のひまわり賞(オープン)に勝利した他、2003年の荒尾レデイース特別(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は荻野要騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカシノビューティに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月24日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイエムラビットをクビ差振り切って制した。

9月1日、連闘で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（3戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3歳（2003年）

1月1日、中5週で迎えた5戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた7戦目は、三石こんぶ特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた8戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、エフエム中九州特別（荒尾ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの荒尾レデイース特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で古泉悟騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で古泉悟騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で古泉悟騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた15戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた16戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、市房山特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、英彦山特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。