エクストラセック（2007年生、母エアラグドール）

エクストラセック（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超辛口」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したエアラグドールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の柏崎特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって5,775万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2010年）

2月6日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びで猛進したが、伸びてきたエンダーズシャドウ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミリオンデンジャーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカントリースノーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

7月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の野田特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったグランドシチーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウスクラムを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

5歳（2012年）

1月5日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5月6日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったユジェニックブルーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったロイヤルインパクトに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6歳（2013年）

3月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したロングロウを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月12日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上1000万下のBSイレブン賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

11月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。