ハナノテンリュウ（1986年生、母ジユニアシエン）

ハナノテンリュウ（1986年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時14歳）と交配したジユニアシエンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は平山牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るララファイターを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3歳（1989年）

2月5日、中5週で迎えた5戦目は、西橋豊治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、久保田敏彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた8戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月8日、中3週で迎えた9戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた11戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

2月3日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタルイスから8馬身差の2着となった。