スプリングシチー（1994年生、母シヨウコウマミ）

スプリングシチー（1994年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアロングオール（当時8歳）と交配したシヨウコウマミが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コバ牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の五色沼特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にてで一口馬主が募集された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月6日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシルクライトニングに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアズマダイヤモンドを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアゲハノマイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクレバーウーマンに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアイリスジャポニカを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4歳（1998年）

10月25日、約11か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた20戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月9日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったプリンセスカーラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

11月7日、約7か月半の休養明けで迎えた27戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホシノユメをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

6歳（2000年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた33戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた34戦目は、5歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。