ヤワタサイレンス（2009年生、母ヤワタシルバー）

ヤワタサイレンス（2009年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時10歳）と交配したヤワタシルバーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C3五六イ。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

3歳（2012年）

1月9日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4歳（2013年）

7月15日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月6日、中7週で馬体重を前走からさらに27kg増やして迎えた5戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg絞って迎えた6戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

5歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた8戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた12戦目は、2014 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた13戦目は、一般C3九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3十二十三十四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、伸びてきたイッテコイ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロクアイプリンセスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（10戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。