ヤマザクラ（2015年生、母ダブルオベリスク）

ヤマザクラ（2015年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「山桜」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時8歳）と交配したダブルオベリスクが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2019年の利尻町120周年りしりん特別(一般C2-2)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月7日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルモマリアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月22日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2019年）

5月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ニセアカシヤ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい4着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、ナデシコ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、タケショウパイロにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月10日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、利尻町120周年りしりん特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオープンアームを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月20日、中5週で迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ヴィットリオドーロ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、ナチュレ恵 megumi特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

10月30日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、岳くん明日がお誕生日記念☆（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデルマアワモリに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、寒造り賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキュビットに8馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた16戦目は、～高松宮記念～熱い感動を中京で（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた17戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた19戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月23日、中3週で迎えた20戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6歳（2021年）

2月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のホウオウスティングに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオメガレイスターに2馬身の差をつけて優勝

4月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、タイキワンダラスに交わされて4馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、春にんじん賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ユーバーファルに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（10戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた28戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、藤前干潟特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月13日、中0週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた31戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルアスドゥーナッハに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月24日、中1週で迎えた32戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、三河湖特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7歳（2022年）

1月3日、中0週で迎えた33戦目は、KKG20期生卒業記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンジュブランに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3月3日、中5週で迎えた35戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のリアリーカを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

2022年3月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。