フルオブファイト（2001年生、母プリンセスバトル）

フルオブファイト（2001年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「闘志満々」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時9歳）と交配したプリンセスバトルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。2004年の伏竜ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は530kg。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したタカオファーストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

2月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラスペリオールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月29日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグランドハリケーンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、メイショウムネノリに3/4馬身交わされて2着となった。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。