テイエムジャイアン（2001年生、母センゴクアンバー）

テイエムジャイアン（2001年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャイアントより」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムジャンボ（当時10歳）と交配したセンゴクアンバーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方6戦0勝。2005年のかんなづき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は高井彰大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ウインセイヴァーに交わされて2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、メイショウアズーロに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーホウファイターをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

1月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月27日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

4歳（2005年）

1月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高井彰大騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高井彰大騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた17戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた18戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、多良岳カップ（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月2日、中2週で迎えた20戦目は、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた21戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた22戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。